はや1年。 [大型犬のオキテ]
誕生日の方は今年もたくさんの方々からお祝いメッセージやプレゼントをいただき、ありがたきシアワセ。
ケーキもたらふく食べました。←ダメじゃん。
別に区切りの歳でもなんでもないので特に感慨もないのですが、2月からは1月中にほとんど行けなかったバレエのレッスンに真面目に通おうと思ってます。誕生日と全然カンケーないけど。
いやーみなさん、運動しなくなると筋肉って途端に落ちるものですね。
もともとがあるのかないのかわかんないくらいの筋肉量しかないわたしは、久方ぶりのレッスンでは立つことすらまともにできなくなっていました。
はっはっは。
…って笑ってるバヤイじゃございません。
そして、これからは毎年、誕生日の翌日がサビの命日です。
先日「もう1年になるんだね」と地元の友人たちと話していて、昨年は本当にお空へ還ってしまった子たちの多かったことに改めてびっくり。
数えてみたら、知ってる子だけで10頭以上が逝ってしまっていました。
仲良くしてもらっていた子たちが次々にいなくなってしまうのは悲しく淋しいことですが、公園を見渡せば、新たに若い世代の子たちが楽しそうに遊んでいます。
こうやって世代交代が行われていくんだなぁ…と、こちらは実に感慨深く。
そんなこんなで、まだまだしぶとく生き続けるわたしと、わたしの心のなかで生き続けるサビとの連続記念日が終わったのでありました。
さて、この歳はどんな1年になりますやら。

降臨…!? [大型犬のオキテ]
サビが逝ってしまってから約ひと月半、「もう」ひと月半とも「まだ」ひと月半とも、どっちにも思える複雑な心境の今日このごろ。
しかし初七日の頃には時々サビの写真を見上げては目を細めて瞑想状態(?)になっていたり、みんながサビの話をしているところへふらりと現れては話を聞いているような顔をしたりして“イタコ猫”になっていたテン吉も、最近ではめっきりそんな様子を見せなくなりました。
それどころか、以前は決して手を出さなかったサビコーナーのものをイタズラしようとして叱られてます。
ダメじゃん、テン吉。
と思ったら、当のサビはお友達のビリーくんの家にお邪魔しているよーで。
以前は品行方正だったビリー王子が、サビ亡きあと、地面を掘って土は食うわ、よだれはたらすわ、イビキはかくわ…の“悪食オヤジ系”に突然変身してしまいました。
村人の間では「サビタロスが憑依している」ともっぱらの評判です。
って、どんなキャラだよサビタロス。
…うん。確かにビリー家にはいつも人間用の食料も犬用の食料もヤマほど用意してあって、サビにとっては極楽ランドだったけど。
お散歩に「サビちゃん用」のおやつを持ってきてくれるほど、飼い主さんにも可愛がってもらったけど。
だからって…
最近はビリー家の方でも、ビリーくんにゴハンをあげたあとで今度は「サビちゃん、ゴハンだよー」と言ってみるんだそーで。
すると再びビリーくんが笑顔で飛んでくるんだそーです。
…いーかげんにしなさいね、あなたたちも。
なんだかどんどんメタボ系になってきているビリーくんのおなかを見つめながら、江原啓之さんいわくの「霊媒体質は太る」もあながち嘘じゃないのかも…と思うわたしだったのでした。
サビ、「やっぱ猫なんかじゃダメだ」とテン吉を見切った様子。ううう。

雪の初七日。 [大型犬のオキテ]

3日午前6時頃の風景。
真っ白…というよりは少しブルーがかった世界が広がっていて、とても幻想的でした。
サビが旅立ってから一週間が過ぎましたが、息を引き取った日と葬儀の日は雨、初七日は雪…と、なんと申しましょーか、いかにも悪天候好きだったサビらしいお天気。(http://blog.so-net.ne.jp/solalist/2007-05-17)
このまま四十九日にはヤリ…とか降らないよね。
この一週間、本当にたくさんの方々からメールや弔電、お花などをいただきました。
ブログにコメントをくださったみなさまにも心から感謝しています。
ありがとうございました。
ここ数日は、すっかり介護施設と化していた部屋の片付けや整理をして過ごしていましたが、いやはやサビ用の物のなんと多いこと。
リードやおもちゃなど思い出深い遺品だけは残しておこうと大きめの箱を用意したものの、片付ければ片付けるほど、あっちからもこっちからもどんどん出てきます。
結局箱なんかでは全然入らず、コンテナ1個分の量になりました。
どんだけ…。
サビはといえば、生前に親しくしていただいた方々の夢のなかにちらほらと登場しているようです。
よく言われる「挨拶に来た」系のお話なんかもあって、うわー本当!? という感じですが、なぜか飼い主のもとにはまったく現れません。
お星になってまでソトヅラ第一なんでしょーか。ううう。
とにもかくにも、みなさま、温かいお心遣いをありがとうございました。
わたしやテン吉をご心配くださった方々にも。
わたしは大丈夫です。
テン吉は…ときどきイタコ猫になってますが、そのお話はまた別の機会に。
というわけで、そろそろブログの更新を再開します。
今後とも、どうぞよろしうに。

ありがとう。 [大型犬のオキテ]
1月28日夜、愛犬サビが永眠しました。
昨年11月に倒れて以来、高齢での手術を乗り越え、異例の回復力で全面復活を果たしたサビでしたが、実は術後の病理検査の結果、摘出した脾臓には『血管肉腫』という非常にタチの悪いガンができていました。
これは文字通り血管にできる悪性腫瘍で、血管のある場所ならどこにでも転移する、ガンのなかでも特に厄介な部類に入るものです。
しかも転移のスピードがとても早く、というかお腹を開けた段階で肉眼では認められずともすでに悪性細胞がほかの部位へも飛んでしまっている確率が高く、獣医学症例では手術をしても予後2ヶ月から半年以内に死亡する、というデータが出ているそうです。
抗ガン剤の効果もほとんど望めません。
(もともと抗ガン剤治療をする気はありませんでしたが…。)
それでも一時は再びお散歩ができるまでに復活したサビ。
このときからわたしたちは残された日々を大切に、でも大仰でなくいつも通りに、笑ってサビと過ごそうと覚悟を決めてやってきました。
生きとし生けるもの、どんな存在にもいつか必ず“死”は訪れます。
けれど、迫り来る死の匂いに対してジタバタするのは、おそらく人間だけでしょう。
動物たちは、生きることしか考えていません。
考えていない、というよりは「どんな状況でもただ生きようとしている」といった方が正確かもしれませんが。
だから彼女がまだ生きている限り、わたしたちが悲嘆に暮れたり思い煩ったり、逆に妙な楽観主義に走ったり…することはほとんど無意味です。
そう思って、1月中旬に再びサビが倒れてからも、飼い主としてしてやれるだけのことを淡々と、黙々と続けてきました。
充分すぎるほど覚悟していたとはいえ、やはり実際に逝かれてしまうと涙が止まりませんが、いまはただ悲しみや喪失感から逃げることなく、ありのままの気持ちを受け入れていこうと思います。
享年11歳と9ヶ月半。
図体も態度もデカくて食いしん坊で、ソトヅラがよくて抜け目がなくて、人なつこくて頭がよくて、みんなの人気者だったサビ。
彼女は、わたしにとってかけがえのない存在でした。
ありがとう、サビ。
一緒にいられて幸福だったよ。
本当にありがとう。

順応力。 [大型犬のオキテ]
どこかでPASMOを落としました。
がーーん。
チャージしたばっかしなのに。しくしく。
子供の頃、忘れ物もなくし物も滅多にしなかったわたしは、歳とともに増えていく自らのボケボケ事件に毎回ショックを受けてしまいます。
荷物をふたつ持っていれば、1個どっかに置いてくる。
用事がふたつある日には、どっちかを必ず忘れる。
以前、そんな自分の衰えぶりを友人に嘆いたこともありましたが、彼女には「そんなのフツーじゃーん。あたしなんか子供の頃からしょっちゅうだから、お店から出るときには必ず1回うしろを振り返るようにしてるよ。そーするとさ、結構な確率で席に忘れ物が残ってるんだ。あっはっは」と笑い飛ばされました。
…うん。ちみに相談したのが間違いだった。
そんなわけで、どんどんダメダメになっていく自分のノーミソにいまだ気持ちの部分で順応できずにいるわたくしですが、この子の順応力には目を見張るものがございます。

本日のサビ。
完全にラッパを使いこなしてます。
ラッパ付きでも水が飲めます。ゴハンも食べられます。熟睡もできます。
ついでに枕も使いこなしてます。あーちょーどいい高さだわ、みたいな。
……おそるべし。
怒濤の一週間。 [大型犬のオキテ]

というわけで、思いもかけず10日もご無沙汰してしまいました。
おひさしぶしでございます。
実は『100記事記念。』を書いた翌日に再びサビが倒れ、それからは再検査→入院→手術、という大変な日々に突入していたのでございます。
当然のことながら11歳という高齢での手術に伴うリスクは非常に高く、死ぬほど悩んだのですが、「手術しなければあと一週間」という事態に直面していたため、サビが手術を乗り切ってくれる方に賭けました。
もう、人生においてこれほど悩んだことはないというくらいの究極の2択。
今後しばらくはノーミソが使いものにならないよーな気がします…。
結局、倒れた原因は脾臓の故障による重度の貧血で、手術では脾臓を全摘。
前回の検査でも脾臓の腫れは指摘されていたのですが、胃に食べ物(と石)が入った状態でのレントゲンだったため胃の裏側にある脾臓が見づらく、細部まで確認できなかった模様です。
人間ならもう80歳にもなろうかというおばーちゃんがおなかを開けて内臓1個取り出すわけですから、まず手術そのものに耐えられる体力があるのか、耐えられたとしてもその後無事に生還できるのか…と不安に押しつぶされそうな日々が続きましたが、サビばーちゃんの底力はすごかった。
先生も驚くほどの回復力で日を追うごとに元気になり、本日をもって退院を果たした次第でございます。
取り出した脾臓の病理検査結果がまだ出ないので手放しで喜ぶわけにもいきませんが、なんとかひと段落。
この一週間、パニクるわたしを励まし続けてくれた友達や犬仲間には感謝の気持ちでいっぱいです。ほんとーにありがとう。
そして、こんなおちゃらけブログでも楽しみにしてくださっているみなさんには、更新が滞ってごめんなさいでした。
現在、サビは巨大な水色のエリマキトカゲ犬と化して、ベッドの上でイビキかきながら寝ています。
飼い主として常にツッコミの対象だったオヤジのような大イビキ、これをこんなに嬉しい気持ちで聞いたことはありません。
…うん。わたしの寝る場所ないけど。

検査結果。 [大型犬のオキテ]
サビを連れて病院へ行ってきました。
このブログにも何度か登場しているかかりつけの先生は、漫画『動物のお医者さん』でいうところの漆原教授のようなタイプで(女性ですが…)、普段は割にあっけらかんと楽観的に構えているものの、やるときにはやる。という感じで、ものすごい集中力を発揮します。
実は内心「もう歳だから仕方ないね」と言われて終わるのでは、とも思っていたのですが、症状を話したところ、尿検査から血液検査、レントゲン、エコー、心電図…とフルコースで検査してくださいました。
結果、心配していた腎臓(このところやたらに水を飲んでいたので)や泌尿器系(ストルバイトができやすい体質なのです)には異状がなく、ガンなどの大きな病気も見つかりませんでした。
んが、通常は100前後といわれる心拍数が75と少なく、軽い貧血があり、腰の骨に変形箇所がいくつかあるとのこと。
腰の骨に棘状の突起ができている部分があって、これが神経に触れると痛みを発するのだそうです。
どれも高齢犬にはよく見られる症状なのだそうで、心臓への負担、貧血、腰痛のどれもがへたる原因になり得るため、今回は何が直接の原因だとは特定できませんでした。
とりあえずは、心臓の働きを助けるお薬と消炎鎮痛剤を飲ませてみて経過をみましょう、ということに。
そんなわけで、ビミョーにおかしいところがいくつか見つかったものの重篤な病気はなかったので、ひと安心の飼い主でございます。
まぁ、仕方ないやね。サビ。
人間だって75にもなればあちこちガタがきて当たり前だし。
ママなんか、早くもいろんなとこがヤバくなってきてるし。
とにもかくにも余命何ヶ月とか言われなくてよかったよかった。
…と笑顔になった飼い主が、そのまま一気に青ざめたこの瞬間。
さっ…さんまんななせんえん!?
いや、フルコースでの検査だったから高くなるのはわかってたけど。
そーですか。さんまんななせんえんですか…。
って現金でんでん足りないぢゃん!
すみません。カードでお願いします……。
大型犬のバヤイ、フードから日用品、医療ケアに至るまで、何につけても最高ランクのお金がかかります。
「え? でも検査なんて大きさカンケーないでしょ」とお考えのアナタ。
いえいえ、小型犬だったら1枚で全身写せるレントゲンが、デカいと1枚じゃ済まないんですよ。
分割して撮って、3枚つなげてやっと全身、状態なんです。ううう。
さらに投薬量は体重に比例しますから、これもまた小型犬の数倍。
それでも村の動物病院は良心価格設定なので、これが都心の病院だったらと思うと……こっちが貧血起こしそーです。。。
ちなみに、レントゲン結果を説明してくださってたときの先生のお言葉。
「心臓や腰に負担をかけないためにも、あと2キロくらい減量できるといいんですけどねー。あ、それからカンケーないけど、この、胃のところに丸く写ってるやつは石です。サビちゃん、どっかで石食べましたね」
サビよ、聞いたか。
減量せねばならないのはきみだ。ママのお財布ではない。
ていうか、石なんか食ってんじゃねーー!!!

突然。 [大型犬のオキテ]
人生いろいろあります。
…と、肺気胸に倒れた佐藤たけるくんがブログに書いていましたが、ホントに人生いろいろあります。
お散歩の帰り道で、突然、サビが倒れました。
いや、「倒れた」というよりは「へたった」といった方が正しいかもしれません。急に歩けなくなって、その場に座り込むこと数十分。
もう11歳だし、先輩ゴルの飼い主さんたちもみな同じような経験をしているので「ついに本格的な高齢モードに突入したか」という感じですが、予想していたとはいえ、やはり30キロにへたばられるのは大変です。
バカぢからの友人が「あたしが抱っこしていく」とサビを抱えて少し歩いてくれたものの……無理だって。
ていうか、ホントにサビをひとりで持ち上げたことにべっくらこいたけど。
結局、しばらくしてから一時的に復活したサビをなんとか歩かせて家へ辿り着きましたが、その後もずーーっと寝ているばかり。
わたしたちが何か食べていてもまったく反応しません。
あの食欲魔犬が食べ物に反応しないなんて…さすがに心配です。
さらに、あの凶暴魔猫が寝ているサビにべったりひっついて看病(?)している様子が、一層の心配をあおります。
どっちも、かつて見たことのない光景です。いつもと違う我が家です。
…まぁ、テン吉はサビが大好きですから、高熱出して唸っている飼い主のことはシカトでも、サビのことなら話は別なのでしょお。
サビの方はそんなテン吉のらぶらぶ光線を常にメーワクがっていますが、現在はメーワクを表明する元気もないようです…。
ううむ。いよいよ介護生活への準備を始めねばならないかもしれません。
とりあえずは、次にへたったときのために台車でも買っておこうか。
自力ではサビを1ミリも持ち上げられないわたしには、まず「どうやって30キロをソレに乗せるか」というのが大問題ではありますが…。

ピラニア犬!? [大型犬のオキテ]
前回、ブログのためにサビのオンタイムカットを探していたところ、怖ろしい写真を発見してしまいました。
おそらくこれを見れば、彼女の“食”に対する執着のほどがおわかりいただけるのではないかと思います。
…って、自分や家族の恥部ばかりを晒し続けているこのブログ。
そんなんでいいのか。
という疑問がいま頭をよぎりましたが、まーいっか。←いいんだ…。
ではいきますよ。
みなさん、ぜひ彼女の“目”に注目してみてください。




…いくらなんでも白目むき出しすぎです、サビ。
おやつをくれなかった人のことは末代まで祟る気なんでしょーか。
いや、おやつをくれる人にさえも、よく見てみればこの仕打ち。

……………。
うちにピラニア猫がいることは知ってたけど、ピラニア犬までいたとは。
もこもこランドというよりは、猛獣屋敷。
わたしには愛玩動物飼養管理士なんかより、危険物取扱責任者の資格の方が必要なのかもしれません…。
ソトヅラちゃんのオンとオフ。 [大型犬のオキテ]
いつでもどこでも誰にでも、一貫してキョーボーさを発揮するテン吉と違って、11年に渡る犬生をアイドル路線ひとすじに走ってきたサビは、ひっじょーにソトヅラのよいワンコです。
いつでもどこでも(飼い主以外は)誰にでも、満面の笑顔で対応し、「何ならアナタんちの子になってもいいわ」とらぶらぶオーラを出しまくります。
それはもう、誘拐されてもおかしくないほどの無防備さと愛想のよさです。
…うん。実際には無理だと思いますが。デカいから。
たとえ誘拐できたとしても後悔すると思います。イジョーに食べるし。
ハンパじゃない養育費がかかるのでお勧めしません。
って、そんなことはどーでもよろしい。
そんなサビのオンタイムは、家の玄関を一歩出たときから始まります。
ええ、“ソトヅラ”というくらいですから、お外へ出た瞬間にかちっとスイッチが入るわけですね。
お外にいるときの「サビちゃん」は、まさに選挙活動中の政治家モード。



そして、笑顔とお愛想と食欲で彩られた数時間を過ごしたのちに「あー今日もよく働いた」と家路を辿るサビ。
家のなかに入った途端に、ソトヅラスイッチがオフになります。
「可愛くて、フレンドリーで、デカいけど怖くない、イイコイイコなあたし」から解き放たれる、この瞬間。

どんだけ脱力してるんでしょーか。耳めくれてるし。
いままで気合いで引き上げていた顔の肉が、一気に重力のなすがままに垂れていくのがわかります。
やはり歳でしょーか。とても他人事とは思えません。
って、そーじゃなくて。
あまりの脱力加減に、このままドロドロ溶けていったらどうしようと心配になったわたしは「サビー。サビ、だいじょーぶ? ねぇサビってばー」と声をかけてみました。

だからどんだけ……。
ほっぺた蛇腹になってるんですけど。


















